以前、猫は犬と違って散歩の必要がないためラクだ、ということを書きました。
参考→猫を飼いたいあなたへ!メリット・デメリットを徹底紹介!
しかし、なかには「犬みたいに猫と仲良く散歩したい!」という人もいますよね?
もちろん、猫だって散歩させてはいけないわけではありません。
というか、私も以前は散歩させていた猫もいました。
そこで今回は、猫を散歩させるメリット・デメリットを紹介したいと思います。
注意点などもお話ししますので、猫散歩を検討している方は参考にしてみてください!
猫を散歩させるメリットを紹介!
![庭を散歩中の猫](https://shunsenroom.com/wp-content/uploads/2020/01/Sneko210DSC03378_TP_V4.jpg)
猫を散歩させる最大のメリットは、運動をさせられることです。
室内でもしっかり遊んでくれる猫ちゃんなら、
散歩をさせずとも運動量は足りるはずなので必須ではありませんが。
まあ本来散歩の必要はない猫ですから、
メリットといってもある意味飼い主の自己満足になってしまうのは否めません。
それを踏まえたうえで、猫散歩のメリットを紹介してみますね。
運動不足解消=肥満防止
先ほど触れたとおり、外を歩かせれば運動不足を解消できます。
すると同時に、肥満防止対策にもなりますよね。
なかには自宅にいると寝てばかりの子や、
オモチャを差し出しても全然遊んでくれない子もいますので、
そういう場合の運動方法として散歩を検討してみるのもアリかもしれません。
猫との一体感を味わえる
猫と一緒に歩く(散歩をする)ことで、
「猫と仲良くすごしているんだ」と実感できます。
犬ほど思ったように動いてくれないことがほとんどですが、
猫まかせにのんびりと散歩するのも楽しいですよね。
まあ、これこそ飼い主の自己満足なんですが、
大きなメリットと充実感につながるのは間違いないでしょう!
自慢の愛猫を人に見てもらえる
猫好きはとにかく自慢の我が子を見てもらいたいものです。
猫に限らずペット好きはみんなそうかも。
みなさんも猫を飼うと、つい写真や動画をSNSにアップしちゃいますよね?
猫を散歩させられれば、
近所のいろんな人たちにかわいい愛猫を見てもらえます!
これも正直自己満足ですが大切なことでしょう。
![](https://shunsenroom.com/wp-content/uploads/2019/11/DSC_186.jpg)
飼い主の運動不足解消になる
犬の散歩と一緒で、猫を散歩させれば飼い主の運動不足解消になります。
もっとも、犬のように走ることはほぼないので、
本当にダラダラと散歩するだけになりますが。
あと犬みたいに長時間、長距離散歩することもありませんが。
まあ、まったく歩きもしないよりはマシでしょう…。
いちおうメリットとしてもよい(はず)です。
猫散歩で懸念されるデメリットを紹介!
![脱走して隠れる猫](https://shunsenroom.com/wp-content/uploads/2020/01/SHIO16032459IMG_6994_TP_V4.jpg)
次は猫を散歩させることで起こりうるデメリットです。
けっこう多くの人が思うのは、
「猫を散歩させてると脱走するんじゃないの?」ということ。
たしかにそのとおりで、猫の性格にもよりますが、
散歩中は常に脱走のおそれを考えておかなくてはなりません。
ほかにも、いくつか注意しておきたいポイントがあります。
脱走のことも含めて紹介していきますね。
散歩中に逃げてしまう(脱走する)
外に出ると猫もついつい思い切り遊びたくなり、
突然首輪をすっぽ抜いて逃げてしまうことがあります。
必ずしも猫の意思で逃げるとは限らず、
なにかに驚かされて猛烈な勢いで逃げてしまうことも。
突然の物音や、人・車などの動きには要注意ですよ!
また、突然逃げようとしたとき通常の首輪だと首が絞まることがあります。
防止のため、散歩をさせるときはたすき掛けのハーネスを使いましょう。
![](https://shunsenroom.com/wp-content/uploads/2019/11/DSC_186.jpg)
決して家に帰りたくないわけじゃないのニャ!
感染症にかかるリスクが高まる
猫に外を出歩かせることで、感染症にかかってしまう可能性が高まります。
人間と一緒で、猫も外出中に病原菌をもらうことが多いんです。
病気を防ぐためにワクチンは必ず接種しておきましょう。
「いまどきワクチンなんて当たり前じゃん」と思ったあなた。
猫を散歩させるなら、より多くのウイルスに対応した7種混合ワクチンが必須ですよ。
完全室内飼いなら3種混合でまず問題ないのですが、
外出させる猫なら7種混合をおすすめします。
対応する感染症 | |
3種混合 | 猫ウイルス性鼻気管炎・猫カリシウイルス感染症(FC-7)・猫汎白血球減少症 |
7種混合 | 上記3種に加えて、猫クラミジア感染症・猫カリシウイルス感染症(FC-28)・猫カリシウイルス感染症(FC-64) |
猫が散歩を嫌がる
これは一番のデメリット、というか問題です。
もともと猫にリードをつないで散歩という習慣はありませんし、
いざ散歩させようとしてもまったく動いてくれないケースも多いでしょう。
そんなときは日をおいて何度かチャレンジしてみて、
どうしても散歩したがらないようなら素直に諦めましょう。
無理矢理引っぱったりしては、猫に不信感を持たれてしまいます。
あくまでも猫主体で考えてあげてくださいね。
散歩の必需品となる猫グッズはこちら!
![猫といろんなアイテム](https://shunsenroom.com/wp-content/uploads/2020/01/GAK88_misebanneko_TP_V4.jpg)
猫を散歩させるには、いくつかの必須アイテムがあります。
安全・快適な猫散歩のためにも、万全の準備を整えておきましょう。
紹介するもの以外にも、猫の性格に合わせて
「これがあるといいかも」と思うものがあれば準備するといいですね!
ハーネス
散歩中に逃げるおそれがある、という話のところで触れましたが、
普通の首輪だと猫が突然走り出したときに首が絞まる可能性大です。
たすき掛けに装着するハーネスを必ず使いましょう。
もし引っ張られても、首は絞まらないような構造になっています。
また、強い力で引っ張ると留め具がはずれるタイプや、
バンド部分が切れるようになってるタイプもあります。
ただ上記の2タイプは、そのまま逃げてしまうおそれがあるためおすすめしません。
このタイプは本来、どこかに引っかかって首つり状態になったとき、
首輪から脱出できるようつくられたものです。
リード
散歩させるなら当然リードも必須ですよね。
好みで選んでもかまいませんが、
ゴム状の伸びるタイプや、リールタイプで巻き取れるものなどがおすすめ。
やはり突然走り出したときなどに、首を絞めつけずにすむからです。
長さは2メートル程度あればじゅうぶんでしょう。
![](https://shunsenroom.com/wp-content/uploads/2019/11/DSC_186.jpg)
とってもとってもうれしいニャ~!
汚物処理グッズ
もしかすると散歩中、猫がウンチをしてしまうかもしれません。
汚物を処理するためのグッズを用意しておきましょう。
散歩が家のごく周辺だけなら取りに戻ってもいいですね。
一例としては汚物を入れる袋(不透明がいいと思います)、
処理するためのスコップもしくは使い捨てビニール手袋などですね。
やわらかいウンチをしてしまった場合に備えて、
ウェットティッシュやティッシュも用意しておくと万全です。
猫の性格・習性に合わせて用意
基本的にはここまで紹介した3種でOKです。
ただ、猫もそれぞれいろんな性格や習性を持っています。
普段の行動をよく知っている飼い主さんが必要と思うものがあれば、
ぜひ用意しておいてあげてください。
たとえば長時間散歩してくれるような子なら、
水入りのボトルなどを持参しておくのもいいのではないでしょうか。
無理せず信頼の猫ライフをおくろう!
![信頼して眠る猫](https://shunsenroom.com/wp-content/uploads/2020/01/crowncat4020140_TP_V4.jpg)
猫との散歩に関するメリット・デメリット、さらには必要な猫グッズなどを紹介しました。
大事なのはとにかく無理をさせないこと。
猫はひとたび不信感を抱くと、なかなか信頼してくれない生き物です。
引きずるように散歩へ連れていく、なんて行為は絶対にやめてくださいね。
信頼関係さえあれば、たとえ散歩ができなくても楽しい猫ライフはおくれます。