猫を飼い始める、つまり猫を我が家にお迎えするうえでの選択肢に、
“里親になる”という方法があります。

引き取り手のない猫を里親としてお迎えするもので、
保護された野良猫や子猫、飼育放棄された猫などが主です。

多くの方が里親になってくれるほど、猫の殺処分ゼロに近づきます。

特定の猫種がほしい!という希望がある場合は仕方ありませんが、
特になければぜひ選択肢のひとつとして検討してみてください。

猫の飼い方でお悩みの方は、上の記事がおすすめです!
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里親はWEBやNPO法人などで募集中!

街を徘徊する野良猫たち

日本ではまだまだ毎日のように、飼い主のいない猫が保護されています。
保護しているのはNPO法人や個人などさまざま。

通報などで保健所に回収された野良猫たちは、
一定期間引き取り手が見つからなければ殺処分です。

そんな猫の殺処分をゼロにするため、みなさん善意で保護活動をしてくれています。
同時に新しい飼い主=里親を募集しているわけです。

近年こうした活動をする方が、法人・個人問わず増えてきました。

一例として、どのような猫の里親募集場所があるかを紹介しますね。

NPO法人・犬猫みなしご救援隊

NPO法人・犬猫みなしご救援隊は、
広島県に本部を、栃木県に拠点をおく犬猫の保護団体です。

 参考→NPO法人 犬猫みなしご救援隊

野良猫や野良犬をはじめ、引き取り手のいない子、
飼育が困難な子、病気の子など、さまざまな恵まれない犬猫を保護しています。

メディアでもよく取り上げられるので、ご存じの方も多いかもしれませんね。

犬猫が安心して暮らせる『終生飼養ホーム』を設けています。

里親希望者は広島・東京にある『犬猫譲渡センター』へ。
営業時間内であれば、いつでも見学可能です。

犬猫譲渡センター広島本部営業時間:11時~17時
定休日:毎週水曜日・第3日曜日
譲渡受付:土曜日・日曜日のみ
住所:
広島県広島市安佐北区可部1丁目1-17
NPO法人みなしご救援隊 犬猫譲渡センター
犬猫譲渡センター東京支部営業時間:11時~18時
定休日:毎週水曜日・平日不定休(電話確認推奨)
譲渡受付:土曜日・日曜日のみ
住所:
東京都世田谷区玉川田園調布2-12-10-1F

詳細は公式サイトをご確認ください。

 参考→NPO法人 みなしご救援隊 犬猫譲渡センター

なお譲渡希望の際は、写真付き本人確認書類(運転免許証など)と認印が必要です。

猫好きのコミュニティ・ネコジルシ

ネコジルシサイトビュー

出典:ネコジルシ

最近は猫の里親募集をするWEBサイトも増えました。
そのなかでも代表的なひとつが『ネコジルシ』です。

私も過去、ネコジルシを介して猫の里親になったことがありますよ!

 参考→ネコジルシ

ネコジルシは全国対応です。
自分の住んでいるエリアを選択して、里親募集中の猫を探せます。

掲載主は一般個人をはじめ、NPO法人までさまざま。
したがって、掲載主によってお迎えまでの手続きも異なります。
事前によく打ち合わせをしておきましょう。

地域のローカルコミュニティも要チェック

地域のフリーペーパーなど、ローカルコミュニティも要チェックです。

たまに飼い猫が子猫を生んだとか、野良猫を保護したなどの理由で、
里親募集の広告が掲載されていることがありますよ!

実際に会える譲渡センターや写真をたくさん見れるWEBサイトと違い、
情報が少ないのがネックですが、より近所で探せるのがメリットです。

猫を飼いたいと思い始めたら、こういうところもチェックしておきましょう。

猫の里親になるために必要なのはコレ!

家に来て身構える猫

猫の里親には誰でもなれる…わけではありません!
実はいくつかの条件が定められているケースがほとんどです。

これは虐待目的(!)で里親になる人や、
安易な気持ちで引き取ってすぐに飼育放棄する人を避けるため。

面倒に感じるかもしれませんが、すべて猫のことを思っての決まりごとなんです。

それでは、どのような条件を満たせば保護猫の里親になれるのか
いくつかの例を挙げながら説明していきます。

生活環境に関する条件

保護猫たちを終生養ってもらうため、
生活環境に関する条件を定めているケースが多いです。

よくあるのは以下のようなもの。

  • 独身でないこと→勤務中など猫をひとりにすることが多い
  • 高齢者でないこと→飼い主が先に亡くなるおそれがある
  • ペット飼育可能な自宅→ペットNGの賃貸物件などはダメ
  • 先住猫がいないこと→保護猫には他猫とのつきあいが下手な子がいる
  • 避妊・去勢手術を受けさせること→飼育不可能な状況を生まないため
  • 完全室内飼いをすること→事故や脱走などを防ぐため

募集主によってはあまり条件を定めてないケースもありますし、
逆にもっと厳しい条件のケースもあります(収入や自宅訪問など)。

まずは希望の猫がいた場合、入念に問い合わせてみてくださいね。

ワクチン費用等が必要なことも

野良猫などが保護された場合、保護活動をしている方の多くは、
獣医に診せて健康診断とワクチン接種をしてもらいます。

みなさんボランティアのため、この場合の費用は自腹です。

そのため里親募集の際に『ワクチン接種費用を負担』の条件を設けます。
これはしょうがないことですよね。

また、あまり多くはありませんが避妊・去勢手術を受けさせていることも。
この場合は、避妊・去勢手術の費用も負担となることが多いです。

病気にかかるリスクを少しでもなくすためには、
できるだけ早くワクチンを接種したほうがいいから仕方ないのニャ~

ひとり暮らしでも里親になれる

先ほど紹介した里親の条件に、“独身でないこと”というものがありました。
実はこれを定めている募集主さんは多いんですよ。

留守が多く猫が寂しい思いをするという理由のほか、
転勤や入院、死亡などの理由で飼えなくなることもあるからですね。

では、ひとり暮らしは里親になれないかというと、そうでもありません。

あくまでも募集主さん次第ですが、
なにかあったときに猫を引き取ってくれる人がいればOKの場合もあります。

ただし、原則引き取ってくれる人の同意書が必要です。

家族やお友達にお願いできないか聞いてみてニャ!
結果次第では一緒に暮らせるかもしれないニャ~

また、費用が必要ですが、飼い主になにかあったとき、
ペットを引き取ってくれるサービス
を提供しているところもあります。

どうしても引き取りたい保護猫がいた場合は検討してみては?

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保護猫を迎えたら責任を持って終生育てる!

ぐっすり眠っている猫

以上、保護猫の里親になる方法や、必要なポイントなどを紹介しました。

忘れてほしくないのは、“決して安易な気持ちで里親にならない”ことです。
お迎えした以上は、責任を持って終生一緒に暮らしてくださいね。

たくさんの保護活動をしてくれる方々のおかげで、
日本での犬や猫の殺処分数は年々減少しています。

しかしながら2018年度の犬猫殺処分数は43,227匹とまだまだ多いです。

殺処分ゼロにするためには、保護活動をする方々の力だけでなく、
飼い主となる私たちが責任を持って面倒を見なくてはなりません。

猫も犬も、みんなが幸せに暮らせる世界をつくりましょう。

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