前の記事で、ライターになって稼ぐのは簡単だと話しました。
けれど単発でいくらかのお金を稼いで「ハイ満足」じゃありませんよね?

収入を手にできたら、今度はそれを継続しなければなりません。
もっといえば収入をよりアップさせていく必要があります。本人の納得できるレベルまでは。

しかしライターという職業でもっとも大変なのは、継続して稼ぎ続けることだと思っています。
ライター業を営むにあたってのデメリットといってもよいでしょう。
かくいう私も、「もう大丈夫だ」と慢心していたところ、一時期収入が途切れてしまったことがありました。

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稼いでいける!と確信できてからが勝負!

落ち込む

なにごとも慣れてきた時期が一番危ないとよくいいます。
ライターもそう。
ある程度慣れて、収入も増えて、「稼いでいける!」と確信できた頃こそ危険なんです。

「いけるじゃん」と思ったときこそ、初心を思い返して兜の緒を締め直しましょう!

ではここで参考として私の失敗例を含め、注意したいポイントを紹介します。
みなさんはこんなことにならないよう気を引き締めてくださいね。

好条件の案件に依存しすぎるのは危険!

これは私が危機に陥った実例です。
ライター収入を順調に増やしていき、単価も上がってきた頃でした。
「この調子でいけば問題ないな。少なくとも生活に必要なお金はじゅうぶん稼げる!」
そんな風に思い上がっていたら、一気に仕事がなくなってしまったんです。

理由はハッキリしています。
あるクライアントから、当時の自分にとってかなりの高額案件を大量に依頼していただけたんです。
好きなだけ書いても追いつかないくらいの大きなプロジェクトでしたので、
単価がいいこともあって私はその案件1本に絞って活動していました。

おかげで収入も一気に増えましたが、複数人のライターで進めていたプロジェクトのため、
みなさんの頑張りもあり予定より早く終了することがある日告げられ…
終了の告知が1週間前と急だったこともあり、
「あと2ヶ月くらいはこの案件1本でいける」と安心していた私は大慌てですよ。

峻千
ここで当然、営業をかけたりクラウドソーシングで応募したりするんですが、
依頼してもらえることになっても打ち合わせやらなんやらありますし、
実際に仕事着手するまでには結構間が空いてしまうんですよね~
私の場合、結果的に1ヶ月近く収入のない時期を生んでしまいました。

このことから私が学んだのは、
好条件だからといって1つの案件(クライアント)に依存しすぎるのは危険だということ。
もっといえば好条件じゃないけど大量に案件をくれるクライアントでも同じですね。
どちらにしても突如プロジェクトが終了してしまえば収入がなくなりますから。

ラクなんですけどね~取引先が少なくて済めば。
でもリスク分散で、できれば4社くらいのクライアントを、最低でも2社は常時確保したいところです。

慣れてきたからこそ起こる記事品質の低下

ライターの仕事に慣れ、収入も上がってきた。
「記事品質もかなりレベルアップしたんじゃないかな」と思ってませんか?

これが意外と大間違い!
慣れてきたからこそ記事品質が低下することもあるんです。

もちろんいろんな案件をこなすごとに知識は増え、構成力や語彙力は高まります。
その反面で慣れてくると起きやすいのがケアレスミス
私の経験では、誤字脱字や同じ内容の繰り返しなどが多いように思います。

こういうミスって、ライターを始めたばかりの頃は意外と起こさないんですよ。
まだ自信がないせいもあり、納品前にはイヤというほどチェックしますから。

一定レベルまで順調にきた人ほど自信を高めていますので、
慣れによる記事品質低下が起こりやすいかもしれません。

誤字脱字や同じ内容の繰り返しといったミスは、一見小さなことに感じるかもしれません。
しかし裏を返すと、きちんと見直してさえいれば必ず防げるミスですよね。

ライティングを依頼する側の立場になって考えてみると、
構成力や語彙力が少々低いよりも、
このようなケアレスミスで記事品質を落とすライターのほうが信用できないのではないでしょうか?


執筆後のチェックはどんなに慣れてきてもマメに行いましょう!

プロジェクトが終わったら取引終了…ではない!

クライアントに依頼された案件をそつなくこなして無事納品、支払いもされて、
「どうもありがとうございました」で終わっていませんか?

ライターとして安定収入を継続していくには、リピーターの存在が不可欠です。
終了時点ではもう依頼する案件がなかったとしても、
将来的にはまたライティングを外注する可能性がじゅうぶんあります。

そのときはぜひ「またあのライターさんに頼んでみよう」と思わせたいですよね?

一度取引をした相手だと打ち合わせ等もスムーズですし、
求めている形もだいたい分かっていますから、リピーターは本当にありがたい存在なんです!

ここで抑えておきたいのは連絡時の対応です。
記事品質が相手の要望に沿っていることは最低条件なのでここでは除外。
質の問題でリピートしてもらえない場合は割り切って諦めましょう(笑)。

話を戻して連絡時の対応ですが、単に必要事項を伝えるのみではなく、
ときには相手を気遣う一文を入れたり、こちらの気持ちをさらっと伝えてみたり。
これもまた慣れてくると定型文になりがちですので気をつけましょうね!

たとえば、
「寒くなってきましたので風邪など召されぬようご自愛ください」
とか、
「今回の記事はとても興味があったので、楽しくお仕事させていただけました」
とか。

加えて返信は可能な限りスピーディーに行う。

こういうところに気を配るだけでも、相手に与える印象は大きく変わります。

仮にまったく同じ品質の記事を書くライターが2人いたとして、
1人は無愛想で1人は気配り上手だったとしたら、そりゃ後者のほうが選ばれますから。

峻千
実際に私も何度かクライアントさんに、
「人柄重視でまた峻千さんにお願いすることになりました!」
と言っていただけたことがありますよ!

数年越しでのリピートなんてことも珍しくありませんので、
種まきのつもりで誠意を持って1人1人に対応していきましょう!

意外と難しい!?ライターのモチベーション維持

これまではちょっとしたミスを防いで、継続した稼ぎにつなげることをポイントにしてきました。
今度はライター本人の内面的な部分。
モチベーション維持の難しさについて触れていきます。

未経験からライターの仕事を始めると、おそらく多くの人が
「いろんなジャンルのことを調べたり書いたりするので、飽きることがなくて楽しい!」と感じます。

私もそうでしたし、あなたも心当たりがあるのでは?

しかし、さらに続けているとあるとき気付きます。
毎日調べて書いて、大きなくくりで見れば同じことを繰り返しているだけだと。

そうなんです!
ライターの仕事は結局同じことをとことん繰り返す作業なんです!

まあ、突き詰めればほとんどの職業がそうなんですけどね。
ただライターなんてのは動きのない仕事だけに、結構きつくなるケースも多いかもしれません。

だからモチベーション維持のために、リフレッシュの手段は必ず用意しておいたほうがいいですよ!
参考までに私のリフレッシュ方法をまとめてみます。

峻千のリフレッシュ方法
  • 週に1日、10日に1日など、必ず完全休日を定期的に入れる
  • 1日の作業時間あるいは作業終了時間を決めて厳守する
  • 数ヶ月に1回はまとまった連休をとって遊ぶ
  • ブログなどで誰にもとらわれず自分の好きなように記事を書く
  • 猫(動物)と触れ合う
  • おいしいものを食べに行く

後半はかなり個人的な趣味嗜好が入ったものですが、重視してほしいのは上の3つ。
これらはすべての人に実行してほしいとさえ思っています。

ごくシンプルなんですけど、やっぱり人間って休んだり遊んだりするとモチベーション向上するんですよ。

それに私は、ライターにとって無駄な行動というのはほとんどないと考えてて、
休みをとって遊ぶなり食べるなり、なにかすればその都度なにかの発見があるものです。
それが語彙力、表現力の向上にもつながり、モチベーション向上につながるんじゃないでしょうか。

ライターにとって“休みと遊び”がいかに大切か、下の記事でも触れています。
よろしければご一読ください!

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継続のコツをつかむ!ライター勝ち組になるために

ライターとしてじゅうぶんな収入を手にし、勝ち組になるための第一歩は継続です。
つまり継続していくためのコツさえつかめば、その先に成功が見えてくるということ。

センスの有無などで成長のスピードに違いはあるでしょうが、
今の時代ならしっかり続けさえすれば、必ず結果を出せるのがライターの世界です。

今回紹介したポイントは、ほんのひと手間とちょっとした意識で実行できることばかり。
ぜひ参考にしてみてください!

そういう意識を持って活動していれば、
きっとあなたならではの継続のコツも見えてくると思います!

ライター継続のための4箇条
  1. 条件がいいからと、1つのクライアント(案件)に依存しすぎない!
  2. 慣れてきたときこそ、誤字脱字などのチェックをしっかりと!
  3. リピーターになってもらえるよう、誠意を持った対応を!
  4. 休みを必ず入れてモチベーション向上!遊びの中から学べることも!
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