さて、今回はおそらく皆さんが一番気になる部分、
ライターという職業がいくらくらい稼げるのか、について話したいと思います。
すでにタイトルでも触れているとおり、月収100万円は決して夢ではありませんし、
私自身もそのラインはクリアできています。
ただ、さすがに100万円というレベルになると、やはり簡単には達成できません。
最初からあまり高すぎる目標を立ててしまうと、
現実とのギャップからモチベーションも失ってしまいがちです。
そこで私としては、少し頑張れば誰もが達成できるラインとして、
「月収30万円くらいはじゅうぶん稼げますよ!」
とお伝えしたいと思います。
月収30万円を実現するためには、どのように仕事をしていくべきか、
収入を上げるためのポイントなども説明しますので、ぜひ参考にしてみてくださいね!
月収30万を稼ぐためにすべきこと!
![月収30万目標](https://shunsenroom.com/wp-content/uploads/2019/11/income-tax-4097292_1280-1024x682.jpg)
月収30万円という数字をひとつの目安として挙げたのは、
ライター専業でやっていくならこのくらいは稼いでほしいかな、と私が考えるからです。
単純に30万円と聞くとそこそこの金額のように感じますが、
フリーランスですからサラリーマンと違い、手にしたお金をすべて使えるわけではありません。
30万円の収入があっても、その中から各種税金や年金、保険などを支払う必要があります。
そう考えると、ライター一本でやっていくならやはり月々30万円程度は確保したいですよね?
ということで、まずは30万円を目指して取り組んでいきましょう!
30万円を稼ぐための単価を考えてみる
ただやみくもに仕事をこなして、気がつけば月収30万円を達成していた。
もちろんそれでも構いません。
しかし私のおすすめは、
“どのくらいの単価の案件を、どれだけこなせば月30万円になるか”
を最初に考えておくこと。
そのほうがモチベーションも上がります。
たとえば月に20日間仕事をするとした場合、
1日15,000円の収入を得れば月収30万円を達成できますよね。
すると文字単価が1円の案件だと、1日15,000文字書く必要があります。
記事の内容や個々のライティングスピードにもよりますが、少し大変なレベルかもしれません。
文字単価が2円の案件になってくると、1日の執筆文字数は7,500文字でOKです。
これはライター専業でやっていれば、クリアできない人はきっといないのではないでしょうか。
1文字1円の案件・・・1日15,000文字
1文字1.5円の案件・・・1日10,000文字
1文字2円の案件・・・1日7,500文字
1文字4円の案件・・・1日3,750文字
もっとも実際はすべての案件が同じ単価ということは少ないでしょうし、
もう少し計算は複雑になるかと思います。
大切なのは、1日に単価いくらの案件をどれだけこなすかを把握しておくことです。
それが見えてくれば、今自分が受けるべき仕事の単価目安が分かりますし、
希望する案件を受注するために必要な知識・スキルもおのずと絞られてきます。
![](https://shunsenroom.com/wp-content/uploads/2019/10/IMG_0351.jpg)
「○円以下の仕事は受けない!」というラインを決めたほうがいいですよ!
高単価で稼ぐか・ライティング量で稼ぐか
月収30万円をまず目指すにあたっては、
高単価の案件で稼ぐか、たくさん書いてライティング量で稼ぐか、
いずれかをある程度固めておくと良いと思います。
さきほど文字単価別で、どのくらいの文字数書けばいいか触れましたが、
文字単価1円でも、文字単価4円であっても最終的に月30万円をクリアできれば同じです。
今、「そりゃ高単価のほうがいいに決まってるだろう!」と思いませんでしたか?
たしかに文字単価が高ければ、
そのぶん30万円に達するライティング文字数は少なくて済むためラクですもんね。
…とは必ずしも言い切れません!
一般的に単価の高い案件は、高い専門性を求められるものが多く、
やっとこさ書き上げて納品しても、2度3度と修正を言い渡されるケースがしばしば。
結果的に時間あたりの収入を計算してみると、
低単価の案件のほうが効率よく稼げていた、ということも珍しくないんです。
![](https://shunsenroom.com/wp-content/uploads/2019/10/IMG_0351.jpg)
1,000文字30分で書ける文字単価1円の案件と収入は同じですからね。
特にライターになりたてで、自慢できるほどの得意分野がない間は、
それなりの単価の案件を数多くこなして稼ぐのを目指したほうがいいと思います。
そういう仕事の仕方をしていると、
徐々に得意なライティング分野が自分でもハッキリしてきますしね。
得意分野ができてきたら、その分野で高単価の案件をとっていけばいいんです。
高単価が見込める案件を得意分野にする
ランサーズやクラウドワークスなどのクラウドソーシングサイトをチェックしていると、
だいたいどのような分野のライティングが高単価になりやすいのか見えてきます。
クラウドソーシングがなんだか分からない…という人は、
以前の記事で少し紹介していますので参考にしていただければと思います。
↓からどうぞ!
さて高単価案件ですが、おおざっぱにいうと法律関係や医療関係、金融関係など、
専門性の高いライティングはやはり高単価のものが多いですよね。
他にも、シーズンごとに需要の高まるジャンルなどもあります。
ウインタースポーツやマリンスポーツ、季節のグルメなどなど…。
その点を踏まえて、将来的に高単価の案件を少しでも多く受注できるよう、
少しずつでも知見を高めておくことも必要です。
実際ライターのなかには、さまざまな資格を取得している人も珍しくありません。
また、法律関係や金融関係などの案件でも、
深い専門性は求めていない代わりに単価もそれなり、といった案件がままあります。
そういう案件を狙って、まずは知識の下地作りをするのも効果的です。
まずは高額案件のジャンルをチェックして、
そのジャンルのことを解説したサイトを2~3、隅々まで読んでみましょう。
しっかり読み切れば、それだけでも簡単な紹介記事程度はじゅうぶん書けるはず。
そこからどんどん知見を深めていけばいいんです。
初めのうちはとにかく営業を欠かさない
月収30万円といえばそれなりの金額です。
このレベルをクリアするには、仕事のない期間を極力なくしたいところ。
そのためにも、営業は欠かさず行っておきましょう。
クラウドソーシングでいえば、とにかく募集案件にどんどん応募することですね。
もちろんツテがある人は直接あたって営業するのもいいですし、
過去つきあいのあったクライアントにお伺いを立てるのもいいと思います。
クラウドソーシングの場合、応募案件すべてが採用されることはまずないので、
「条件がいいな」と思う案件があれば、
多少キャパオーバーになりそうでも積極的に応募するのがおすすめです。
運良く採用されすぎて、すべてをこなすのが難しいとなった場合は、
現状手掛けている案件のうち、一番条件の悪いものをターゲットに単価アップ交渉をしてみます。
そこで単価アップが叶わなければ、残念ですが取引終了ということで。
単価アップOKであれば、二番目に条件の悪いところとの取引を終えてもいいですし、
さらに次々と単価アップ交渉を仕掛けていくのもいいんじゃないでしょうか。
![](https://shunsenroom.com/wp-content/uploads/2019/10/IMG_0351.jpg)
対応面やらなんやら自分の好みで判断してもOKです!
要は“取引終了になっても悔いがない”、クライアントを選ぶことです。
50万・100万を目指してさらなる努力を!
![50万~100万と収入アップに向けて](https://shunsenroom.com/wp-content/uploads/2019/11/arrow-2073661_1280-1024x598.jpg)
保障も退職金もないフリーランスという立場。
月々30万円の収入では満足できない!という人も多いのではないでしょうか?
せっかく独立したからには50万円、いや100万円くらい稼ぎたいものですよね。
実際私も本格的にライター業に専念してから約3年で、月収100万円をクリアしました。
一応それ以降もライティング収入のみで100万円前後をキープ、過去最高月収は約150万円です。
つまりライター未経験の私でも達成できたということは、
他の誰でも月収100万円を達成できる可能性はじゅうぶんあるということになります。
しかしながらさすがに月収100万円となると、努力すれば必ず達成できるとは(私は)いえません。
私の場合もクライアントとの巡り合わせが良くて達成できた面が多分にあります。
月20日稼働としたら1日あたり5万円稼がなければいけないわけですからね…。
文字単価5円の案件だとしても10,000文字です。
う~ん…これはなかなか厳しいですね。
企業との取引でまずは月収50万円を
正直、月収100万円を達成するには少なからず運が必要だと私は感じています。
しかし月収50万円ならば努力次第で可能だとも思うんです。
文字単価にすると2円はキープしたいところですが。
そしてそのために抑えておきたいポイントのひとつが、
“クライアントは企業を中心にすること”。
私が収入を大きくアップできたのは、ウェブ制作会社のクライアントが多いからです。
活発な会社であれば、とにかく切れ目なく仕事を依頼してもらえます。
いろんなお店や会社からサイト制作の依頼を受けて、
そのコンテンツ記事を私が書くという仕組みですね。
現在数社と何年にもわたって取引させてもらっていますが、
これだけ長く多数の案件を依頼してもらえるのは企業ならではだと実感しています。
リピーター中心で仕事が回るようになると、
営業に費やす時間が減るため、そのぶんたくさんライティングできるようにもなりますし。
そうなってくると企業案件は高単価のケースも多く、一定期間良い記事を提供していれば、
単価アップに応じてくれる可能性も高いです。
月収50万円くらいのレベルであればグッと近づいてくるでしょう。
しかし個人のクライアントだとなかなか…、
長期の取引はできても、プラス多数の案件というのは難しいと思います。
![](https://shunsenroom.com/wp-content/uploads/2019/10/IMG_0351.jpg)
月25日稼働なら、1日2万円稼げば50万円達成できますからね!
でも1ヶ月休みなしで働くとかはダメですよ!効率が下がって逆効果です。
クラウドソーシングなどで企業と個人を見分ける方法ですが、
企業の場合、メール等のやりとりでほぼ間違いなく会社名を名乗ってきますから判別できますよね。
逆にいえば、企業名を名乗らないのは仮に企業だったとしても、まともとはいえないかも…。
そのあたりを参考に、できるだけ企業との取引を増やしていくのが収入アップへの近道です。
案件によっては募集要項の内容でも分かると思います。
「ウェブ制作を手掛けている会社です」とか書いていることも多いですので。
もちろん、企業だから必ず良いクライアント、個人だから必ずダメということはありません。
企業とは思えないひどい対応のクライアントもいれば、
個人でも長期間大量案件をくれるアフィリエイターなどもいます。
あくまで取引開始時の目安として考えて、
実際に仕事をしていくなかで将来性のあるクライアントかどうかを判断することも大切です。
あとは頻繁に記事を更新している、メディアサイト等のライターとして活動するのもいいですね。
長期間の安定した依頼が見込めます。
文字単価ではなく記事単価を狙ってみる
クラウドソーシングでの仕事を中心にしていると、文字単価が当たり前になってきます。
しかし一般的なライターの仕事は記事単価であることがほとんど。
クラウドソーシングでもまれに、記事単価での募集案件を見かけますよね。
私が取引しているウェブ制作会社との契約も記事単価です。
記事単価のメリットはいうまでもなく、文字数に縛られる必要がないこと。
ただし一応の目安文字数は決めてあることが多いので、
その場合の金額が納得できるレベルであることが受注条件になります。
多少なり強気の見積もりを提示できる状況でしたら、
いっそこのと記事単価の契約を提案してみてはいかがでしょうか。
こちらもまた、企業の場合は比較的受け入れられるケースが多いように感じています。
![](https://shunsenroom.com/wp-content/uploads/2019/10/IMG_0351.jpg)
約10,000文字程度で25,000円という契約なのですが、
実際には5,000~6,000文字の場合がほとんど。
まれに1,000文字くらいのこともあります。
もちろん10,000文字を超えることもあるのですが、
それもごくまれなケースです。
良縁を待ちながら腕を磨いておこう
上の吹き出し部分に書いたとおり、良いクライアントとの縁があれば
実質5,000~6,000文字で25,000円といった収入を継続して得ることもできます。
もちろんもっと高額の案件もありますよ。
特に単発や少ない記事数の案件なら、文字単価にして10円20円、それ以上のものもありますし。
ただ私の例の場合でも、1日10,000文字強ライティングすれば50,000円です。
となるとそれだけで月20日働けば100万円ですよね。
こういうクライアントと巡り会えるかどうかは本当に運要素が高いので、
どうしても一定以上の収入を得るためにはある程度の我慢が必要だと思います。
でも待つ期間が長ければ長いほど、その間にライティング力を高められますから、
いざ良いクライアントと巡り会えたときに、より良い条件での契約が可能ですよね。
ある程度ライティングの腕を磨いたら、月収30万円や50万円まではガンガン攻めて、
さらに上を目指すなら、より腕を磨きつつ機を待つ、といった感じになると思います。
もっとも、そのあたりのレベルになってくると、
自分なりのスキルアップ方法であったり交渉術であったりを身に着けてるとも思うんですよね。
自分を信じて思うがままに突き進んでみることも、決して悪くありません。
それをやれるのがフリーランスの特権でもあるんですから。
150万?200万?ライター最高収入は?
![ライターの最高収入](https://shunsenroom.com/wp-content/uploads/2019/11/businessman-2372128_1280-1024x724.jpg)
ライターのみの収入で、最高に稼いでいる人はどのくらいの収入を得ているのでしょうか?
さすがに収入面はデリケートな部分ですから、正確には分かりません。
ただ、私自身月収100万円はたいてい超えていますし、知人にも100万円超のライターは何人もいます。
知る限りでは月収200万超のライターもいますからすごいですよね!
そういう話を聞くと、私もまだまだだなと気が引き締まる思いです。
まあ上を見ればキリがないんですが、記事中でも触れたとおり、
月収50万円というのは頑張ればじゅうぶんに達成できる数字だと考えています。
そこから上は、努力に加えて大なり小なり運と時間が必要です!(たぶん)
皆様の成功を心から祈っています!
ここまで読んでくださり、本当にありがとうございました。
- 月収30~50万円は頑張ればじゅうぶん可能!
- 月収100万円達成には少なからず運要素が絡む!
- まずは営業をかけまくる!単価交渉も積極的に!
- 高単価より低単価を数こなすほうが稼げることもある!
- 安定受注のためにも企業クライアントを狙う!
- 月収200万円を超えるライターも居る!