猫を飼いたい!
でも今まで飼ったことないからちゃんと育てられるか不安…。

なんてお悩みではありませんか?

どうぞご安心ください!
そんなあなたに、過去から現在まで数多くの猫と暮らしてきた私が飼い方をお教えします!
今回の記事は、飼い始めの段階で気をつけたいポイントのレクチャーです。

かわいいかわいい猫ちゃんに愛されるためには、最初の一歩が超重要!
しっかり信頼関係を築き上げられるよう、失敗しないためのポイントを抑えておきましょう。

以前の記事で、猫を飼うメリット・デメリットをまとめていますので、
もしよければそちらも読んでいただけると嬉しいです!

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自分が気に入った猫を飼うのが一番!

子猫たち

「猫を飼おう!」
と決めてから最初に考えるのは、“どんな猫を飼うか”です。

これは結論からいうと単純明快。
“自分の一番気に入った猫を飼う”のが正解です。

スコティッシュフォールド、アメリカンショートヘア、ノルウェージャンフォレストキャット…
もちろん雑種の猫だってかわいらしさにはなにも遜色ありませんし、つい迷ってしまいます。
すでに猫を飼っている友達から「○○がいいよ!」と勧められることもあるかも。

でも変に考えすぎず、いろいろ見たり調べたりしたうえで、
自分がほしいと思った猫を飼いましょう。
その猫こそ、今のあなたが最高に愛情を注げる猫だからです。

どんな猫でも、一緒に暮らしていれば必ず愛着は湧いてくるものですが、
もしかすると心のどこかで「あの猫のほうが…」という気持ちがよぎるかもしれません。

そんなことになったら、猫にとっても飼い主にとっても悲しいですよね?
だからこそ、自分の気持ちに正直になって、いいと思った猫を飼ってほしいんです。

猫を飼うにあたっては、もうひとつ考えるべきことがあります。
どこから猫をお迎えするかです。

基本的には、やはり自分が気に入った猫かどうかを第一に考えたほうがいいのですが、
入手先の良し悪しももちろん検討しなくてはなりません。

そのためにまずは一般的な猫の入手先と、それぞれのメリット・デメリットを挙げてみますね。

友人・知人から猫を譲り受ける

友人や知人が猫を飼っている場合、その猫が子供を産むことがあるかもしれません。
すべての子猫を飼い続けるのは難しいため、貰い手を探しているケースが多々あります。
(基本的には子猫を育てるのが難しい場合、避妊・去勢をしておくべきですが)

まわりに猫を飼っている友人・知人がいるようでしたら、
子猫が産まれていないか、産まれる予定はないか、あたってみてはどうでしょうか。

メリット

  • 費用がかからない
  • じっくり観察して選べる

デメリット

  • 好きな猫種を選べない
  • 病気の有無が分からない(ことが多い)

里親募集猫に応募する(保護猫も含む)

友人・知人に猫を飼っている人がいなくても、里親募集している猫を貰う手があります。
地方誌などに掲載されているほか、近年は里親募集のウェブサイトも多いですね。

多くの場合、あらかじめ見学させてくれますので、
ピンときた猫ちゃんがいたら一度会ってみてはいかがでしょう?

ただし募集主によっては、住環境や家族構成等をチェックされることがあります。
特に保護猫の場合は条件が厳しいケースが多く、独身だとお断りされることも。

とても悲しいことですが、里親募集で引き取った猫を虐待するような人間もいますので、
やむを得ないのかもしれません。

メリット

  • 費用がかからない
  • 保護猫の場合は健診やワクチンを済ませている(ことが多い)
  • 募集サイトならそれなりの数の中から選べる

デメリット

  • 譲渡条件が厳しいケースが多い(特に保護猫)
  • 有名な品種の猫はめったにいない

ブリーダーから猫を買う

猫を育て、子供を産ませて繁殖する、キャットブリーダーから買うという手段です。
アメリカンショートヘアとかスコティッシュフォールドとか、
ほしい猫種が決まっている場合は、ブリーダーから買うのがもっとも安全でしょう。

扱っている猫種に関してはプロといってもいい存在ですので、
それぞれの特性や注意点などもしっかりアドバイスしてもられます。

ただし必ずしも良いブリーダーばかりとは限りません。
よくニュースでも飼育放棄したブリーダーなどが扱われていますよね。

事前の対応などで信頼できるブリーダーかどうか、見極める必要はあります。

メリット

  • 自分のほしい猫種を入手できる
  • 飼い方などのアドバイスをもらえる
  • 兄弟と過ごしているため社会性が身についている(噛み癖などが少ない)

デメリット

  • 信頼できるかどうかの見極めが難しい
  • 地域によってはブリーダーがいない(出張対応可のブリーダーも有り)

ペットショップで猫を買う

もっとも多くの人に馴染み深いのは、やはりペットショップではないでしょうか。
飼う予定がなくても、ついつい猫を見に飛び込んだ経験がきっとあるはずです。

ペットショップには常にいろんな種類の猫が並んでいますので、
実際に目の前で見て、どんな猫がいいか検討できるところが良いところ。

ただ、ブリーダーと同様、やはり悪質なペットショップも存在しています。
健康管理がきちんとできていない可能性も疑わなくてはなりません。

毛並みがきちんと整えられているか、トイレなどの環境が清潔に保たれているか、
店員がじゅうぶんな知識を持っているか、などをチェックしたいところです。

メリット

  • いろんな猫種を実際に見て選べる
  • 気軽に訪れやすい
  • 良いショップなら健康管理が万全

デメリット

  • 購入金額が高いケースが多い
  • ショップによっては健康状態が不安

さて、ここまで猫の入手先について説明してきました。
それぞれに一長一短あるのですが、
猫を飼うなら保護猫や里親募集猫を貰ってあげてほしい、という人もいます。

たしかに私にもそんな想いがないとはいえません。
しかし、やはり最初に話したとおり、自分が一番気に入った猫を飼うべきです。

本当はペットショップに気に入った子がいたのに、無理をして保護猫を引き取って、
先々で愛情が薄れてしまうようではまったく意味がありませんから。

ただ前述したように、猫の健康状態はしっかりチェックしておいてほしいと思います。

トイレ…猫砂…事前に用意しておくものは?

猫トイレ

さあ、どんな猫にするかが決まったら、次はお迎えの準備です!
ワクワクしすぎて、何も準備しないまま連れてきてはいけませんよ。

とにかく、なにはなくとも絶対に準備しておかなくてはならないのが、
トイレと猫砂です。

正直、食事や水用の食器は手頃なお皿でも代用が効きますし、
寝床だって段ボール箱と毛布・タオルなどでとりあえずは大丈夫。

でもトイレはあまり他のもので代用したくありませんよね?
そのうえ、猫をお迎えしたその瞬間から必須となるアイテムです。

もちろん、時間の余裕があれば、他にもいろんなグッズを買っておいて構わないんですが、
最低でもトイレと猫砂だけは必ず買って準備しておきましょう!

猫は砂のある場所でトイレをする

猫は本能的に、砂のある場所を掘って排泄するようになっています。
したがって特別なしつけをしなくても、猫砂を入れたトイレを置いておけば、
勝手にその場所で済ませてくれるケースがほとんどです。

ましてブリーダーやペットショップから購入した場合は、
ほぼ間違いなくすでにトイレの仕方を覚えていますので心配ありません。

もしトイレ外で排泄してしまったときは、
掃除したティッシュや便をトイレに入れて様子を見てください。
多くとも2~3回後にはきちんとトイレでしてくれるはずです。

猫砂には大粒と小粒がある

猫砂には大粒のものと小粒のものがあります。
より本物の砂に近い感触なのは小粒タイプなのですが、私は大粒タイプをおすすめします。

理由は砂が飛び散ったときに掃除をしやすいからです。
猫は砂を掘って排泄し、さらにそれを埋めますので、トイレ外に砂が飛び散ることも日常茶飯事。
そんなとき大粒だと比較的簡単に処理できます。

また、燃やせるゴミに出せるタイプや、トイレに流せるタイプなどもありますので、
ご自身の環境に合わせて選んでみてくださいね。

ちなみに私は大粒でトイレに流せるタイプのものを使っています。
ただ、トイレに流せるタイプも、あまり溜めすぎて一気に流すと詰まることがあるらしいので、
その点は気をつけたいところです。
溜めすぎると衛生的にもよくないですしね!

トイレは静かな場所に置くこと

トイレの置き場所は、できるだけ静かで人の目に触れにくい場所を選んでください。
猫にとって排泄中はとても無防備な状態です。
騒がしい場所や人目に触れる場所だと、猫が安心して排泄することができません。

うちはトイレが広いので、トイレの中に猫のトイレを設置しています。
トイレ・イン・トイレですね(笑)。

廊下の奥とか洗面所周辺なんかもいいのではないかと思います。
その辺は自宅の構造にもよりますので、良さそうな場所を検討してみてください!

トイレの数は猫の数プラス1

猫のトイレは、飼っている匹数のプラス1といわれています。
猫はキレイ好きなので、トイレが汚れていたり他の猫が使用した後だったりすると、
そのトイレを使いたがらないからです。

ただ1匹しか飼っていないのであれば、トイレ1つでも問題はないと思います。
その代わり、排泄後はこまめに掃除してあげてくださいね!

トイレ掃除は気がつくたびに実行

トイレ掃除(排泄物の処理)はどのくらいの頻度で行うのか。気になりますよね?
これは“猫がトイレを使うたびに行う”が正解です。

とはいうものの、それはあくまでも理想の話。
実際は仕事に出かける人もいますし、24時間猫を見張っているわけにはいきません。

ですから、気がつくたびにトイレ掃除をします。
「今トイレ使ってるな~」というときはその直後に。
通りがかったときにトイレを使った形跡があればそのときに。
とにかくトイレはこまめにキレイにしてあげましょう!

そうすれば猫が粗相をしてしまうことも少なくなりますし、
猫砂に臭いが移りにくいので長持ちします!

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猫だって不安!初日は構いすぎないこと!

子猫初日

かわいい猫ちゃんをお迎えした初日。
「なついてくれるかな?」「うまく育てられるかな?」などの、
いろんな期待と不安が入り混じった気持ちになってますよね?

しかし慣れ親しんだ自宅にいるあなたよりも、
見知らぬ場所に連れてこられた猫のほうが何倍も不安を感じています!

なでたり抱っこしたりしたい気持ちはとてもよく分かりますが、
ここはグッとこらえて1~3日程度はとにかく見守ることに徹しましょう。

もし環境的に可能であれば、一部屋を暗くして、ドアは少しだけ隙間を開けて、
そこに猫を入れてあげるといいと思います。

あとは基本的に向こうから寄ってこない限り、こちらから触りにはいかないこと。
きっといろんな場所の臭いを嗅いだり、ウロウロ冒険したりするはずです。
とりあえずはその愛らしい姿を見守ってあげてください!

1~3日ほど経って、近寄ってくる回数が増えてきたらやさしくなでてあげましょう。
あごの下から胸あたりを指でさすってあげるのも喜びます。

猫を育てるにあたって一番大切なのは、
とにかく可能な限り猫のしたいようにさせてあげることです。

なでたり抱っこしたりしていて、気持ちよさそうにしていたのに突然逃げようとする。
とてもよくある猫の光景です。
そんなときは無理に引き止めず、素直に行かせてあげてくださいね!

それこそが猫との信頼関係を築く最大のポイントです。

食事は複数回!子猫には専用フードを!

猫食事中

猫の食事は1日複数回に分けて与えます。
だいたい成猫の場合で2~3回、子猫は3~4回といった感じです。

理想をいえば4~6回くらいに分けるとよいともいわれていますが、
実際問題ずっと自宅にいる人でなければ困難ですので、上記程度の分け方で問題ありません。

参考までに私の場合は、子猫は3回、成猫は2回にしています(プラスおやつ適量)。

また、子猫は早く健康的に成長するため、たっぷり栄養を摂る必要があります。
栄養面に考慮した、子猫専用フードが販売されていますので利用してくださいね。

食事の量はフードの説明をチェック

猫に与える食事の量は、購入したフードに必ず書かれていますのでチェックしましょう。
結局のところ、それが一番手っ取り早く確実です。

○キロの猫だと1日○グラム、といった具合に書かれていると思います。

フードによって多少なりカロリー量も違うでしょうから、
それぞれの説明を読んだほうが間違いありません。

参考までに記しておきますと、
成猫に必要な1日のカロリー量は“体重×80キロカロリー”
子猫に必要な1日のカロリー量は“体重×160キロカロリー”とされています。

複数のフードをミックスする場合は、上記を参考に計算するといいかもしれませんね。

生後3ヶ月はフードをふやかして与える

子猫の時期は消化器官が発達していないため、フードをお湯でふやかしてあげます。
目安としては生後約3ヶ月くらいまで。

3ヶ月近くなったら頃合いをみつつ、ふやかしたフードと乾いたフードを混ぜていき、
徐々に乾いたフードの割合を増やしていくといいですね。

3ヶ月というのはあくまで目安ですので、
2ヶ月あたりで1度乾いたフードを少し混ぜてチャレンジしてみてもいいですし、
3ヶ月経っていてもまだ食べづらそうなら4ヶ月くらいまで待ってみてもOKです。

たいてい教えてくれるとは思いますが、
猫を引き取るときにはフードをどのように与えているかも聞いておいてくださいね。

引き取る時点でもう乾いたフードを食べている、ということであれば、
特にふやかして与える必要はないと思います。

便の状態を見て食事量を調整する

これはブリーダーさんから教えてもらったのですが、
子猫のとき、便が柔らかい場合は食事を減らして、便が硬い場合は食事を増やすといいそうです。

実際に私もこの方法を試したのですが、ほどよい健康的な便の状態をキープできました。

ただ、当然ながら最低限必要なカロリーは摂取しなくてはなりませんので、
食事を減らしているのに便が柔らかいまま、という状態が続くようであれば、
一度獣医さんに診てもらうことをおすすめします。

猫は生き物!愛情をもって接すること!

猫くつろぐ

猫の飼い始めで失敗しないための最重要ポイント。
それは“とにかく愛情をもって接すること”です!

猫に限った話ではありませんが、ペットはれっきとした生き物ですから、
飼い主の思いどおりにならないことも多々あります。
というよりあって当然です。

人間の赤ちゃんを育てているのと同じだと考えて、いつでも愛情深く接してあげてくださいね。

これまでいろんな猫と暮らしてきましたが、
結局は猫の気持ちを考えて接することが、仲良くなるための秘訣だと感じています。

あなたにも、よき猫ライフが訪れますように。

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