大切なかわいい猫ちゃんには、できるだけ安全・安心なごはんをあげたい!
そんなあなたに良質なキャットフードの選び方をお教えします。

健康被害が懸念されるようなキャットフードは、当然避けたいですよね。
元気に大きく育ってくれるよう、当記事を参考にしてもらえると幸いです。

また、ペット愛好家の間ではよく話題に上がる、
家禽ミールについても説明していきますので、ぜひご参考ください!

猫初心者の人は、下の記事も併せてどうぞ。
食事の与え方なども書いていますよ!

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家禽ミールってなに?あげてはダメなの?

猫とキャットフード

家禽ミールの“家禽”とは、
ニワトリやターキー、ウズラなど、さまざまな鳥類の肉のことです。
チキンミールと表記されている場合もあります。

それだけ聞くと問題なさそうですが、多くの人は家禽ミールについて、
あまり良い印象を持っていないのではないでしょうか。

そう、
「腐った肉を使っている」「屍肉を使っている」「内臓や足が混ざっている」
といった情報が出回っているからです。

しかし実は、家禽ミールは必ずしも危険なものとは限りません。
その理由をこれから説明していきますね。

家禽ミールは清潔な肉と皮を使った乾燥肉

家禽ミールに内臓や足が混ざっている、屍肉が使われている、
といった話は間違った情報です。

実際には家禽ミールとは、
“骨の有無を問わず、清潔な肉と皮で作られた乾燥肉”と定義されており、
猫の健康に害を及ぼすようなものは含まれていません。

その定義を決めているのは、米国飼料検査官協会であるAAFCO
日本でも、厳しい基準を持つAAFCOが参考にされています。

品質に問題のある家禽ミールもある

AAFCO基準の家禽ミールが安全であることはお分かりいただけたでしょうか。

しかし実は、AAFCO基準を満たしていない家禽ミールも存在します。
“正肉を除いた家禽の肉で作られた乾燥肉”と定義されているケースです。

上記条件だと、内臓や足、清潔でない肉が混ざっている可能性も否めません。

つまりAAFCO基準を満たしたキャットフードを使用すれば、
家禽ミールが含まれていても猫の健康に害はないということですね。

AAFCOかFEDIAF基準のフードを選ぼう

AAFCO以外にも、欧州ペットフード工業会連合のFEDIAFという機関があります。

AAFCOと同じく、厳しい基準を設けていますので、
猫に安全なキャットフード選びはAAFCOもしくはFEDIAF基準のものがおすすめです。

基準を満たしている製品は、パッケージにその旨が明記されていますので、
購入時には必ず確認しておくといいですね。

同様に哺乳動物の肉を使用したミートミールというものもありますが、
やはりAAFCOやFEDIAF基準のキャットフードを選べば安心です。

基本的にはプレミアムフードがおすすめ!

ロイヤルカナン猫

出典:ロイヤルカナン

猫にかける予算を気にしないのであれば、
基本的にはロイヤルカナンなどのプレミアムキャットフードがおすすめです。

プレミアムキャットフードと呼ばれるタイプのものは、
価格が高いぶん、安心・安全な原材料が使われているのが一般的。

愛する猫ちゃんのためですから、許す限り良いものを食べさせたいですよね。
では、プレミアムキャットフードとはどんなものかを説明していきます。

プレミアムキャットフードの明確な定義はない

実はプレミアムキャットフードとはどういう基準のもの、
という明確な定義はありません。

言葉どおり、上質なものといった意味に捉えておけばいいと思います。

もちろん、各社とも中身にはしっかりこだわっており、
猫の健康と安全を考えたフードになっているのが特徴です。

合成着色料や香料が使われていない

猫の安全を第一に考えるプレミアムキャットフードでは、
合成着色料や香料などの不要なものは使われていないのが一般的です。

キャットフードにおける着色料の使用は、
人間からの見栄えを考えたものですし、
香料は品質の悪さをごまかして食欲を増進させるためのもの。

どちらもまったく必要ありませんよね。

栄養バランスを考慮したフードになっている

猫にとって最適な栄養バランスを、
よく考えたキャットフードになっているのもプレミアムの特徴です。

家禽ミールやミートミール等ではなく、
人が食べても問題ないチキン、ビーフなどを使ったものも少なくありません。

家禽ミール等を使ったプレミアムキャットフードもありますが、
前述したような厳しい基準で作られていますので大丈夫です。

格安のフードでも当然栄養バランスは考えて作られているのですが、
鮮度のよい上質な素材を使っているぶん、やはりプレミアムに軍配が上がります。

プレミアムにも価格帯はさまざま

プレミアムキャットフードとひと口にいっても、
その価格帯は実にさまざまです。

たとえばロイヤルカナンなどは2kgパッケージで3,000円台くらいですが、
ピュリナワンなどは2.2kgパッケージが1,600円程度です。
ブラバンソンヌというフードなどは2.5kgで6,000円台。

原材料の質などによって価格差がありますので、
予算の許す範囲で猫に合ったものを選んでくださいね。
必ずしも一番良いものを買う必要はないと思います。

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勘違いしてませんか?主食は総合栄養食で!

健康な猫

猫にあげる毎日のごはんとして選ぶキャットフードは、
必ず『総合栄養食』と記載されたものを買うようにしましょう。

総合栄養食のキャットフードはその名のとおり、
猫の栄養バランスを考えた、主食として最適なものになっています。

いくら品質が良くて、猫ちゃんが大好きだったとしても、
おやつ用に作られたフードばかりでは栄養が偏るため要注意です。

一例

総合栄養食…ロイヤルカナン、ピュリナワン、キャラット、懐石など ※すべてドライ
おやつ…ちゅ~る、モンプチプチリュクス、金のだしカップなど

総合栄養食の場合、パッケージに『総合栄養食』と明記されていますので、
購入の際にパッケージの隅々までチェックしてみてくださいね。

逆におやつの場合は『総合栄養食と一緒に与えてください』
といった意味のことが書かれています。


だいたいは総合栄養食はドライフードであることが多く、
おやつはウェットフードであることが多いです。

最終的には記載項目を確認するべきですが、
おおまかな目安としてはドライかウェットかで区別するといいでしょう。

猫の年齢・健康に合わせたキャットフードを!

年寄り猫

猫のごはんは、年齢や健康を考慮したキャットフードを選びましょう。

幼猫と老猫では適したキャットフードが異なりますし、
体調に不安のある猫であれば、状態に併せたキャットフードが必要です。

幸い昨今の絶大な猫ブームのおかげか、
市販でもさまざまなタイプのキャットフードが容易に手に入ります。

ただ、体調不安の場合は動物病院での受診も忘れないでくださいね。

幼猫・成猫・老猫ごとに使い分ける

キャットフードは基本的に、幼猫・成猫・老猫で使い分けます。

早く健康に大きく成長しなくてはならない幼猫と、
成長期が終わり体ができあがった成猫、
運動量の少なくなった老猫では1日の消費カロリーが違うからです。

たいていのキャットフードは幼猫用・成猫用・老猫用と用意されていますので、
飼っている猫の年齢に合わせたものをあげてくださいね。

避妊・去勢手術後は肥満防止フードを検討

猫を飼うなら避妊手術や去勢手術が必須ですが、
避妊・去勢をするとホルモンバランスの乱れで太りやすくなります。

これまでどおりの食事量だと、あっという間にデブ猫になることも。
デブ猫もそれはそれでかわいいんですが、健康面が心配ですからね…。

各社から肥満防止用のキャットフードが販売されていますので、
「ちょっと太ってきたな」と感じたら変更してみてはいかがでしょう。

よく走り回る運動量の多い猫だと太らないケースもあります。
その場合は肥満防止フードだとカロリー不足になりますので、
従来どおりのキャットフードで様子を見てくださいね。

下部尿路の健康にも気をつけておく

猫は下部尿路のトラブルを起こしやすい動物です。
おしっこが出ない、血尿が出る、などがないか常にチェックしておきましょう。

上記の症状が現れた場合は、すぐに動物病院で診てもらいます。
症状が進むと治療も大変になりますから、人間と同じく早期受診が大切です。

実際に症状が出てからでは、キャットフードで改善するのは難しいでしょうが、
下部尿路のトラブル防止を考えたキャットフードはたくさん売られています。

プレミアムキャットフードなどはほとんどが、
下部尿路の健康も考えた栄養バランスになっていますので、
気になる人はそのあたりもチェックしてキャットフードを決めるといいですね。

管理人の猫の食事メニューを公開!

管理人の猫

ここまでキャットフードの選び方をいろいろお話ししてきましたが、
最後に管理人の猫にあげているキャットフードを公開したいと思います。
※ちなみに写真はうちの猫(ノルウェージャンフォレストキャット)です。

まずメインの夕ごはんは、ロイヤルカナンのノルウェージャンフォレストキャット用
朝ごはんにブルーバッファローの体重管理用をあげています。

これはうちの猫が、去勢後もそこまで激太りする様子がなかったから。
「若干太ってるのかな~?」くらいだったので、一食を体重管理用にしました。

そして夜のおやつにロイヤルカナンのウェットフードと、
グリニーズの歯磨き専用スナックをあげています。

原則、上記の食事を毎日あげている感じですね!

また、ロイヤルカナンのウェットフードは種類が多いので、
交代でさまざまなタイプのものをあげています。

キャットフードはたくさんあるので、なかなか選ぶのが難しいですが、
当記事やうちの猫のメニューが参考になれば嬉しいです!

ここまで読んでくださり、どうもありがとうございました。

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