楽しい旅行計画はいいけれど、宿泊予約をしたホテルをキャンセルすると、
キャンセル料がかかってしまうことがあるのをご存じでしょうか?
旅行計画は何ヶ月も前から立てるケースが少なくありませんので、
急な用事ができたり、病気になったりすることも考えられます。
もともとはキャンセルするつもりなんてなくても、
やむを得ず宿泊を取りやめなくてはならないかもしれませんよね。
ではキャンセル料は宿泊の何日前から発生して、
いったいどのくらいの金額を請求されるのでしょうか。
今回は、そんな気になるホテルのキャンセル料について説明していきます。
2日前あたりでキャンセル料発生のホテルが多い
一般的なホテルで多いのが、宿泊予定日の
2日前や3日前からキャンセル料が発生するというケースです。
ただ、実際のところホテルごとでかなり対応にはばらつきがあり、
1週間前のところもあれば、前日までキャンセル料無料というホテルもあります。
宿泊予定日まで日数があればキャンセル料は不要
○日前からキャンセル料が発生すると定められている、
ということは、それ以前ならキャンセル料は発生しないということです。
たとえば2日前からキャンセル料が発生するホテルなら、
宿泊予定の3日前までに連絡をすればお金を請求されることはありません。
ただし、これもホテルによって異なりますが、
『○日前』の定義は午前0時以降であったり、午後15時以降であったりさまざまです。
キャンセル料については、各ホテルのサイトに必ず記載されていますので、
宿泊予約をする際には必ず、公式サイトのQ&Aなどをチェックしておきましょう。
2日前の午前0時以降から発生…9月18日の午前0時以降
2日前の午後15時以降から発生…9月18日の午後15時以降
2日前から発生(時間指定なし)…9月18日の午前0時以降と考えておいたほうがよい
キャンセル料は意外と高額!?20%以上が一般的
キャンセル料は必ずしも一定の金額ではありません。
キャンセルをした日によって、段階的に割合が決められているケースが多いです。
たとえば、
- 2日前のキャンセル…宿泊料金の20%
- 1日前(前日)のキャンセル…宿泊料金の50%
- 当日もしくは無断でのキャンセル…宿泊料金の100%
といった具合ですね。
何日前からキャンセル料が発生するのか、
その割合が何パーセントかというのは、やはりホテルによって異なります。
事前にホテル公式サイトなどで確認してくださいね。
原則的に宿泊日が近くなるほど、キャンセル料が高くなるということです。
当日キャンセルは宿泊料の100%が主流
さきほどの話とやや重複しますが、当日キャンセルや無断キャンセルは、
ほとんどのホテルが宿泊料金100%のキャンセル料だと思っておいてよいでしょう。
実際には宿泊しないのに、宿泊したのと同じお金をとられるというのは、
正直納得できない部分もあるかもしれません。
しかし、ホテル側はあなたのために一部屋空けて待っています。
それが当日突然キャンセルされたのでは、空けた部屋を埋めるのも一苦労ですよね。
そう考えると、当日キャンセル料の高さもやむを得ないのではないでしょうか。
事故や病気でキャンセルになったときは?
予定変更などでの宿泊キャンセルは、完全にこちらに非があるとして、
事故や病気など想定外の事態でキャンセルになることもありますよね。
宿泊予定日より何日も前であればいいのですが、
問題は当日など、キャンセル料が発生する時期にトラブルが起きたケースです。
その場合は、早急にホテルへ連絡してキャンセル理由を説明しましょう。
いくら不可抗力とはいえ、誠実に対応することがなによりも大事です。
場合によっては、多少なりキャンセル料を緩和してくれるかもしれません。
ホテルによっては温情的な対応をしてくれることも
実はホテルによっては、事情を考慮してキャンセル料をとらない場合もあります。
私はホテルを利用することが比較的多く、
過去には交通トラブルや病気で、前日・当日にキャンセルしたこともありました。
しかし、前日・当日いずれの場合もキャンセル料は請求されなかったんです。
これはどのホテルも同じ対応をしてくれるとは限りませんので、
あくまで参考例として捉えておいてくださいね。
ただ、本当に仕方のない事情であれば、
ホテル側も温情的な対応をしてくれるケースがあるということです。
キャンセル不可の宿泊プランに要注意
ホテルには、キャンセル不可のプランがあるのをご存じでしょうか。
最近は旅行予約サイトや、ホテルの公式サイトなどで、
さまざまな宿泊プランが用意されていますよね?
そのなかには、宿泊予約をした時点でキャンセルできないものもあるんです。
キャンセル不可ということは、仮になんらかの事情で宿泊できなかった場合、
宿泊料金100%のキャンセル料が必要ということですね。
だいたいキャンセル不可のプランというのは、
かなりお得な格安設定になっているものが多いです。
また、予約時点でクレジットカード等による決済をしないといけないパターンも多く、
その場合は仮に宿泊しなくても、払い戻しはされないということになります。
キャンセル不可のプランは、必ずどこかにその旨が明記されていますので、
予約をする際は細かな条件までしっかり目を通すようにしてくださいね。
キャンセル料請求の有無はホテル次第
以上、キャンセル料について説明してきましたが、
記事中でもお話ししたように、ホテルの対応次第である部分が大きいです。
ただ、確かに私の経験ではキャンセル料を免除してもらえたのですが、
当然どんなケースでも免除してくれるとは限りません。
「他の人は免除してもらっていた」などとクレームをつけるのは、
ホテル側にとって非常に迷惑なので絶対にやめてくださいね。
これは私の推測でしかないのですが、
おそらくしっかりしたホテルであるほど温情措置がある気がします。
こちらが真摯な態度で事情を説明すれば、
前向きに考慮してくれるのではないでしょうか。