猫と暮らしている中での数少ないデメリットが、換毛期の抜け毛です。
シーズンになると頭を悩まされている飼い主さんも多いのでは?
特に長毛種の猫ともなると、その抜け毛量は半端ではありません。
我が家でも現在長毛種を飼っているので、その問題に直面中です。
参考までに、換毛期の長毛種は毎日1~2回のブラッシングが必須です。
しかも、うちの子は大のブラシ嫌い!
そんな状況で、私がどうやって抜け毛に対処しているのかを公開します。
猫がブラシを嫌がって困っている飼い主さんは、ぜひ参考にしてみてくださいね!
猫に合ったブラシを見つけよう!
猫用のブラシは、実に多種多様のタイプが販売されています。
ブラシ好きの子なら、選ばずともどんなタイプも受け入れてくれるんですが、
嫌がる子なら、少しでもストレスを感じないブラシを見つけなくてはなりません。
猫によっては、大きなブラシだと恐怖心を感じてしまうケースもありますから。
まずはブラシの種類や簡単な説明からしていきますね!
我が家で使っているブラシを公開!
こちらの写真は、現在我が家にあるブラシです。
ブラシ嫌いの愛猫のために、
「これなら大丈夫じゃないかな?」
と次々買っているうち、こんなに増えてしまいました…
ではそれぞれの簡単な説明をします!
①猪毛ブラシ
もっともベーシックなタイプ。
サイズが大きめで、面積の広い部位のブラッシングがしやすい。
猪毛の他にも、豚毛や馬毛などのタイプがある。
②小型ブラシ
サイズがコンパクトで持ちやすく、
アゴや頭頂部などのブラッシングがしやすい。
うちのは確か豚毛とナイロンの混合だったはず。
③グルーミンググローブ
グローブタイプのブラシ。
猫をなでる動作でブラッシングができるため、
ブラシ嫌いの子に絶大な効果を発揮するケースも。
④両面ブラシ
片面は金属、もう片面はナイロン毛のブラシ。
毛をとくのと仕上げが1本でできるのがメリット。
個人的にはあまり使い勝手の良さを感じない。
⑤スリッカーブラシ
針金のような金属が密集しているブラシ。
嫌がらない猫ならこのブラシでごっそり毛が取れる。
猫の皮膚を保護するため先端に樹脂が付いたタイプもある。
⑥つや出しブラシ
表面をブラッシングしてツヤを出すためのブラシ。
写真は豚毛とナイロン毛の混合タイプ。
うちの子はなぜかこれをオモチャと思ってるので使えない…
⑦ファーミネーター
スリッカーブラシと同等以上にごっそり毛が取れる。
後部のボタンを押せば刃に詰まった抜け毛をワンタッチで処理。
ちょっと(かなり?)高額なのがネック。
⑧金属製コーム
金属製のコーム。
粗目と細目のリバーシブルになっている。
意外と高いが安物は静電気が起きやすいので非推奨。
⑨樹脂製コーム
シンプルな樹脂製のコーム。
ブラシを嫌がる子は意外とコームを受け入れることがある。
悩んだらまずはこの手のコームを試してみるのも有り。
でもご主人には悪いから言ってないけど、
どれもあまり好きじゃないのニャ…
とりあえず4タイプ試してみよう!
我が家のブラシを中心に、ざっとブラシ紹介をしてみました!
実は捨ててしまったものもあるので、本当はプラス3~4種類です…
もちろん、あなたはこんなに買い揃える必要ないですよ(笑)。
写真のブラシで考えても、大きく分けると4タイプに絞れます。
- 猪毛などのシンプルなブラシ(サイズは猫に合わせて検討)
- スリッカーなどの金属製ブラシ
- コーム(とりあえずは金属・樹脂どちらでもOK)
- グローブタイプのブラシ
上の4タイプですね。
これだけ試せば、少なくとも猫の好みの傾向は分かってきます。
後は、それを参考に似たタイプのブラシを揃えるも良し、
受け入れてくれたブラシのみを使い続けるのも良しです。
頑固な猫へのブラッシングテクニック
猫の中には、いくつものブラシを駆使してもすべて嫌がる子がいます。
現在我が家で飼っている猫が、まさにそのケースです…
それでは、我が家では一体どうやってブラシ嫌いの猫に対処しているか。
これまで私がやってきた、および現在やっている方法を紹介しますね!
短時間で複数回のブラッシングにする
頑固なブラシ嫌いの猫には、徹底的にブラッシングすることを諦めるのも手です。
無理矢理10分とか15分とかブラッシングしていると、
猫はよりストレスを感じてブラシ嫌いが悪化してしまいます。
2~3分、それも厳しければ1分でも構いません。
短時間でササッと終わらせて、その代わり1日3~4回ブラッシングしてみましょう。
ご飯をあげる前にブラッシングする
毎日のご飯をあげる前、数分間をブラッシングタイムにしてみましょう。
頑固なブラシ嫌いの猫は、おそらく最初嫌がりますが、
だんだん「これをやった後はご飯が出てくる」と学びます。
うちの猫はこの方法で、ブラシ好きとまでは全然言えないものの、
以前に比べればだいぶブラッシングへの抵抗がマシになりましたよ!
ご飯の魅力には勝てないニャ~
体の部位ごとにブラシを変えてみる
これ最終的に私が現在進行系でやっている方法です!
結局、うちの猫はどのブラシも嫌がるため試行錯誤した結果、
“体の部位ごとにブラシを変えるのが良い”という結果に落ち着きました。
参考までに、うちでは…
- 頭やアゴはコンパクトな毛のブラシ
- 背中は金属製のコーム(粗目の方)
- お腹は大型の毛のブラシ
- 尻尾はグローブタイプ
といった感じです。
猫の性格・個体差はあるでしょうが、一度試してみてください。
エサをあげながらのブラッシングはNG
「ご飯やおやつを食べてる隙にブラシすればいいのでは…」
と考える方もいるかもしれませんが、これはNGです!
これは私の実体験ではありません。
せっかくのご飯タイムにストレスを感じる行為をするのは良くない、
と以前教わったので試していないんです。
猫にはできるだけストレスを感じさせたくないですもんね…
ブラッシングは無理せず根気よく!
ブラシ嫌いの猫へのブラッシング対処法やブラシの説明でした。
これは猫への接し方全般に言えることなのですが、
大切なのは“猫に無理をさせないこと”と“根気よくやること”です。
猫を愛しているみなさんなら、
どんな行為が猫のストレスになるか、必ず気付いてあげられます。
抜け毛の多さやブラッシング拒否にイライラすることもあるかもしれませんが、
常に猫への愛情を忘れず、根気よく挑戦してみてくださいね!