近頃は、猫カフェといえば誰もが知ってる存在になりましたが、
さらに『保護猫カフェ』というものもあるのをご存じでしょうか?
さまざまな理由で飼い主のいない猫たちを保護し、
猫カフェの猫として運営しているサービスです。
里親希望者の方は、相性の合う猫を譲渡してもらうことも可能。
今回は、そんな保護猫カフェについて詳しく説明していきます!
保護猫カフェにいるのはどんな猫?
保護猫カフェの猫たちは、原則なんらかの理由で保護された猫ばかりです。
愛情を受けられず、傷ついた子もたくさんいますので、
もしあなたが保護猫カフェを訪れたなら優しく接してあげてくださいね!
基本的には、ある程度の状態までスタッフさんたちがお世話をして、
人に慣れてきた猫たちがお店に出て私たちを接客してくれますよ。
雑種だけでなく純血種の猫がいることも
種類を問わず、保護猫を集めて運営しているのが保護猫ですから、
接客してくれる猫は雑種ばかりとは限りません。
先ほどの写真は私が保護猫カフェで撮ったものですが、
右の猫は立派な純血種のラグドールです。
(ちなみに兄弟で接客してました!)
保護猫になってしまう事情はそれぞれ。
タイミング次第では純血種の猫がいることもありますよ!
こだわりのある猫種を保護猫カフェで探すのもいいと思うニャ!
噛まれたり引っかかれたりしない?
保護猫の中には、元野良猫も含まれています。
そのため、
「噛まれたり、引っかかれたりするのでは?」
と心配する方もいますがご安心ください。
保護猫たちはちゃんとスタッフさんが、
それぞれの性格に合わせてお世話をしてくれています。
気性の荒い猫の場合、人に慣れるまでお店に出すことはありません。
安心して、猫たちとの触れ合いを楽しみましょう。
ただし、猫の嫌がることをした場合は責任持てませんよ!
すべての保護猫たちは確実に検査済み
保護猫たちが病気を持っていないか心配する方もいますが、
こちらもまったく問題ありません。
保護猫カフェの猫たちは、保護されたときに必ず検査を受けています。
接客してくれるのは、健康上の問題などがない猫だけです。
たまに元気ではあるものの、
事故等が原因で体の一部を失っている子もいます。
それでも猫であることには、なんら変わりありません。
より深い愛情を持って接してあげてください!
- タイミング次第では純血種の猫がいることも!
- きちんとしつけされており原則気性の心配はナシ!
- 検査などの健康管理も万全に行われている!
保護猫カフェは里親になることが可能(譲渡)
保護猫カフェの特徴として、希望者は里親になれるというものがあります。
ただし、すべての保護猫カフェが譲渡対応している訳ではないのでご注意を。
里親になるのが目的で保護猫カフェを探しているのであれば、
事前に店舗へ問い合わせるなどして調べておくといいですね!
また、譲渡対応の保護猫カフェでも、猫によって可否があるケースも。
持病があったり、性格的な問題だったりと、
必ず理由があってのことなので、お店に無理を言わないようにしましょう。
保護猫を譲渡してもらう(里親になる)条件
いくら保護猫カフェだからといって、
「里親になりたい!」といえばすぐ譲渡してもらえる訳ではありません。
それどころか、結構厳しい条件付きの場合がほとんどです。
条件は保護猫カフェの店舗ごとに異なりますが、
よくあるのは以下のようなもの。
- 避妊・去勢手術やワクチン等の実費負担
- 飼育可能な環境、完全室内飼い
- 身分証明証・住民票などの提示
- 終生お世話をできること
あくまで一例ですので、
当てはまらないケースや、他の条件が定められているケースもあります。
(例:先住猫がいないこと)
トライアル必須のケースも多い
猫をお迎えするにあたって、里親との相性をチェックするために、
“トライアル”を定めている保護猫カフェもよく見かけます。
トライアルとは、希望の猫と2週間とか1ケ月とか一緒に暮らしてみて、
問題なく共に生活していけるかを確認するものです。
先住猫がいる場合などは、猫同士の相性チェックにもなるため安心ですね。
相性問題で後々お互いが不幸になることを思えば、
トライアルはそれを未然に防げるとても有効なサービスです。
しばらく実際に過ごしてみないと分からないこともあるのニャ~
保護猫カフェのシステム
保護猫カフェのシステムは、一般的な猫カフェと同様です。
各店舗の運営方針次第ですので一概には言えませんが、
特にややこしいシステムの保護猫カフェはありませんのでご安心を。
最近はどこも公式サイトや公式SNSを持っていますので、
事前にチェックしておくといいですね。
時間制・ワンドリンク付きが定番
保護猫カフェでもっともメジャーな料金システムは、
時間制+ワンドリンク付きのパターンです。
料金相場は1時間1000円前後といったところ。
保護猫カフェは保護活動に重点を置いているためか、
店舗の内装や提供メニューなどに力を割いている店舗は少ないと感じます。
その分、猫たちとの触れ合いに一層集中できますよね!
里親希望でなくても来店OK
稀に勘違いしている方がいますが、
保護猫カフェは里親希望の方オンリーのお店ではありません。
売上の一部が猫の保護活動に使われますので、
里親希望でなくても積極的に訪れて大丈夫ですよ!
個人的に保護猫カフェの猫たちは、スタッフさんたちの深い愛情に触れているからか、
人懐っこい子が多いように思います。
以上、
- 保護猫カフェにはどんな猫たちがいるのか
- 保護猫を譲渡してもらう(里親になる)ときの流れ
- 保護猫カフェのシステム
などを説明してきました。
保護猫カフェで猫たちと触れ合うことが、
不幸な猫を一匹でも減らすことに繋がります。
ぜひ、機会があれば訪れてみてくださいね!